Xero Fiction 2nd Full Album [I Feel Satisfaction] 2017.03.22 in Stores!!!

I Feel Satisfaction ジャケット写真

Xero Fiction 2nd Full Album [I Feel Satisfaction] Code:PZCJ-6 / Price: 2,300yen(without tax) / Release: 2017.03.22

TRACK // 1. No meaning, if you don’t change / 2. World / 3. Never mind (Album ver,) / 4. It's party / 5. My place / 6. Waste of time / 7. Dreams / 8. Across the universe / 9. I've noticed / 10. You,wake up! / 11. Youthfull days / 12. Amsterdam

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XERO FICTION - I FEEL SATISFACTION TOUR

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I REEL SATISFACTION - RELEASE INTERVIEW

-- ボーカルに関してはどうですか? ハルカさんはボーカル未経験だったわけですよね?

ハルカ はい。歌の乗せ方も分からないし、ピアノをやってたとはいえキーボードの入れ方も分からなかった。しかも、歌いながら弾くことも初めてだったし、そもそもパンクっぽさと言われてもピアノにパンクってあるのかって。だから、正解が分からなくて難しかったです。でも、そういうことは気にしないほうがいいのかなと思って好きにやってます。

-- 曲によってはエルビス・コステロ(イギリス出身のロックミュージシャン)っぽい感じもありますよね。

ハルカ ああ、そこは好きなんで。

コウイチロウ あの人はパンクだもんね。そういう人たちの音楽しか知らないから、違うことをやろうとしても結局そういうのが好きなんだなぁっていう感じが出ちゃう。

-- でも、「Dreams」みたいにけっこう大胆な音色を使ってる曲もありますよね。

コウイチロウ 俺、好きなんだよな。トランスとかハウスとかで使うようなああいう音色。ヒューイ・ルイス(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース。1980年代に数々のヒットソングを生んだアメリカのロックバンド)とかヴァン・ヘイレン(1970年代後半から90年代前半にかけて熱狂的な支持を得たアメリカのハードロックバンド)にも出てくるし。

Jun Gray 根はパンクだけど、コウイチロウはいろんなこと知ってんだよね。

-- まさかトランスとかハウスみたいなワードが出てくるとは思いませんでした(笑)。

コウイチロウ 学生の頃にパンクじゃない音楽が流行ってて、たまたまクラブとかに行った時に「ああ、こいうのもいいな」って感じたことを今でも覚えてるから、(ハルカが)キーボード弾いてるのを隣で聴いて、「ああ、それいいね」って。まあ、良ければなんでもいいんだよね。

-- XERO FICTIONはソングライターが多いのも強みですよね。

コウイチロウ しかもみんな曲を書いてくるのが早い。「今月はスタジオ休みにして、来月に一人4曲ずつ持ってきましょう」っていうことを繰り返すっていう。

-- 選曲会みたいなことをやるんですか?

コウイチロウ そう。そのときに、これとこれとこれ、みたいな感じで選んで。

-- 話は戻りますけど、ハルカさんがボーカリストとして意識してる人はいるんですか?

ハルカ いないです。浮かんでこない。

Jun Gray -Reject-のあの感じからこうならなきゃいけなかったんだからね。

コウイチロウ モデルがいなかったからね。

-- 「Across the universe」でボーカルに大胆なエフェクトをかけてますよね。

コウイチロウ ミックスのときに「なんとなく合いそうだなぁ」と思って。

-- ハルカさんとしては、曲が良くなるなら好きにしてもらっても構わないっていう。

ハルカ そうですね。

Jun Gray ハルカは生歌で勝負する人でもないし、声も楽器のひとつみたいなタイプだと思う。

コウイチロウ まさしく。

ハルカ 特に歌が上手いわけでもないし、みんなと張り合うようなレベルじゃないと思ってるから(笑)。

コウイチロウ 逆に、これでバカうまだったらクドいと思うんだよね。だって、Superflyがうちらの曲歌ったらクドいぜ(笑)。

-- ハルカさんの声を意識した曲作りをしてるんですね。あと、個人的に好きなのが、最後のカバー曲なんですけど、XERO FICTIONの始まりにもなってる曲なんですよね。

コウイチロウ -Reject-で初めてカバーしたんだけど、ハルカがギターを置いて歌うっていうのをやってみったら意外と受けたんで、それをデモで出そうと。

-- それを今回録り直したんですね。完全にバンドのカラーに馴染んでるし、そこも含めて後半3曲の流れが大好きです。

コウイチロウ なかなか落差のある流れだけど。

ハルカ でも、わたしもあれ好き。

-- あの3曲が一枚に同居してるのが面白い。

コウイチロウ 自分たちでもやってて笑える。

ハルカ 笑えるよね。

-- でも、XERO FICTIONとしては成立してますよね。ところで、歌詞にしても曲にしても、そこはかとなく憂いが漂ってるのはなんでですか?

コウイチロウ 多分、イギリスの音楽が好きだからです(笑)。「サンシャイン、イエー!」みたいなことは言えないし。

ハルカ そうそう。マイナス思考だけど、ポップにしようと努力して書いてるからかもしれない。でも、やっぱり暗いって感じるっていうことは何かあるのかもしれない(笑)。

コウイチロウ まあ、しょうがない。

-- 聴いてるとロンドンの曇り空は浮かんできますよね。

コウイチロウ じゃあ、今度は西海岸のサンシャインを。

ハルカ そういうのを書いてみたいけど、無理なんだよね(笑)。

-- やっぱり自分の中にないものは書けないですか?

ハルカ 歌えないかも。恥ずかしさが勝っちゃって。

-- 今回、「I Feel Satisfaction」を完成させたことで自分たちの音楽が確立できたとはまだ思ってない?

コウイチロウ うん。まだ曲のストックはあるし、もう次のこともいろいろ考えてるし。

-- 今後、目指しているものは?

コウイチロウ リリースして反響をもらうこと。それだけ。それとお客さんが観に来てくれること。そして、今まで行ったことがなかったライブハウスでライブできるようになること。本当にそれが楽しみ。緊張感もあるしね。

ハルカ 新鮮な気持ちにもなれる。

-- この作品をきっかけに対バンの幅が広がったらいいですよね。

コウイチロウ もちろん。それを望んでお願いしてるところもあるので。

-- Junさんは今後、XERO FICTIONにどうなっていってもらいたいですか?

Jun Gray ぼーんと売れちゃって、俺を儲からせてよ。そうなったらすごいよな(笑)。でも、真面目な話、出会った頃はパンクのシーンでやってるのが本当にもったいないと思ったのね。いろんな人が聴いてもこのクオリティなら絶対にいいって言ってくれるはずだと思ったから。だから、これをリリースしていろんな反応がきたら俺もうれしいよね。もちろん、こいつらが今までやってきたようなシーンにいる人にも聴いてもらいたいけど、それとは全然違うところにいる人にも聴いてもらいたい。実際、前回コンピを出してみて、意外とメロディックの連中からの評判がよかったし。

-- 日本語詞でやることは考えてないんですか?

Jun Gray 言葉選びの難しさはあるだろうけど、ハマるはずだと思う。今までやったことないだろうけど、やってみる価値はあるよね。 

コウイチロウ それが次の楽しみかな。やってみてダメだったらやらなくてもいいし。何か違うことをやるタイミングで挑戦してみたいな。みんなで考えてみんなで作っていくことに慣れてくると飽きちゃうから、日本語詞でやってみるのもバンドの楽しみのひとつとしていいのかも。

-- というのも、このアルバムを聴いてると、「あれ? 今の日本語だったのかな?」って思う瞬間があったりして、それって日本語でもハマるってことなのかなと思ったんです。

ハルカ そうですね。歌を乗せる前に、「これ、日本語のほうが合うんじゃない?」っていう曲も実はいくつかあって、逆に英語を乗せるのが難しくて悩んだぐらい。

コウイチロウ いきなり日本語になるとちょっと胡散臭ぇなって思うところもあるから、だんだんできるようになったらいいかな。

Interview By 阿刀大志

-- お2人が作るものに対して他のメンバーがやいのやいのいうことでXERO FICTIONとしてのバランスが保たれる。

コウイチロウ たしかに。それはすごくある。

ハルカ あと、ここ(コウイチロウとハルカ)が「こっちのメロディがいい」「いや、こっちのほうがいい」って揉めると、冷静にどっちがいいか選んでくれる。

コウイチロウ 俺らはちょっとコアな方向に行き過ぎて、一歩引いた視点で見れなくなるときがあるから、そういう役をしてもらってる。

-- そうやってバンドの形が少しずつ出来上がっていったと。次の段階として、対バンもこれまでと変えていきたいところですけど、やっぱりパンクとのつながりが強いからそういう顔触れになることが多いそうで。

コウイチロウ でも、ここ1年ぐらいで徐々に変わりつつあって、最初はレコードばかり出してたから広がりが弱かったんだけど、1stアルバムをCDで出して、1年ぐらい経ったらだんだんオファーされるバンドの色が変わってきたし新しい知り合いもたくさん増えてきて、「楽しいな」って思うようになった。

Jun Gray チャーベ(松田“chabe”岳二)くんにかわいがってもらったりね。

コウイチロウ あの人は自分たちの意図を知ってくれてるから、いろんな人を紹介してくれたり、ライブに呼んでもらったりしてる。

-- Jun Grayとはどうやって知り合ったんですか?

Jun Gray うちら(KEN BAND)が名古屋までライブに行ったときに、NOT REBOUNDの片桐が酔っぱらってるこいつ(コウイチロウ)を連れてきてさ。第一印象は最悪。「なんだこいつ?」って。まあ、ツアーしてるとさ、たまにいるんだよね。輩っていうかさ、そういうノリのヤツ。だけど、こいつは特に酔っぱらってて、ヒドくてさ。他で受けたインタビューでこいつのこと話したときは「殴ってやろうかと思った」って誇張して言っちゃってたけど、本当は「しょうがねぇなぁ」ぐらいの感じだったの。だけど、対バンしたバンドのメンバーが「ちょっと俺やっちゃってもいいッスかぁ!?」みたいな感じになっちゃってたから、「まあまあ! こういうヤツはよくいるんだからさぁ!」って逆になだめてたんだよ。だから、そのときはほとんど喋ってないんだよね。

-- 当然、コウイチロウさんもそのときのことは覚えてないんですよね?

コウイチロウ まあ、うっすらっていうか…。

Jun Gray うちらの楽屋でフラフラしててさぁ!「なんでこいついんの?」って(笑)。初対面はそんな感じだったんだけど、それからまた半年後ぐらい経ってまた名古屋に行ったときにもまた来ててさ。しかも前回ほどではないけどそのときも酔っぱらってて、タメ語で話しかけてきてさ、そこで「こういうバンドやってるから」ってデモ音源をもらったの。

コウイチロウ 片桐くんから連絡がきて、「コウイチロウ、(デモ音源を)渡しにいこうよ」って言われて。

Jun Gray 「女のコボーカルのバンドやってるから聴いてみて」ぐらいな感じでさ。俺も「じゃあ、もらっとくわ」みたいな軽い感じで、正直期待も何もしてなかったの。だけど、聴いてみたら「あれ? 予想とは違うな。すげぇまともじゃん」と思ってコンタクト取るようになったんだよ。

-- そうだったんですね。

Jun Gray それでコンピ(Jun Gray Recordsから2013年12月にリリースされた「And Your Birds Can Sing」)に入れるメンツを考えてたときに、当時はまだピザっぽいバンドをチョイスしないといけないのかなって思ってたから、こいつらのことは格好良いとは思ってたけど、どうなのかなって思って見送っちゃって。でも、2枚目(2016年4月にリリースされた「And Your Birds Can Sing II」)を作る時は「ジャンルとかもう関係ねぇな」みたいに思ってたからちょうどいいと思って声かけて。だから、知り合ってからコンピに参加してもらうまで1年半ぐらいあったかな。

-- 声がかかった時はどうでした?

コウイチロウ まあ、やっぱりかって。

-- あはは!

Jun Gray まあ、そのために俺に音源渡したところもあったんだろうしね!

コウイチロウ それぐらいマメに連絡取り合ってたし。

-- ハルカさんも「当然だな」と思ってたんですか?

ハルカ いや! 私は思ってないです(笑)! 「良かったなぁ」って。他のメンバーも「ウォー! やったー!」って感じでした。

Jun Gray 最初にもらったデモはあまり曲数が入ってなくて、その後も2回ぐらい音源もらってたんだけど、「もっとこういうタイプの曲もあったらいいんじゃないかな」って思ってたんだよ。そしたら、そういうタイプの曲が1stアルバム(2015年12月リリースの「The Very Best Of XERO FICTION」)にガッツリ詰まってたから、「ああ、この感じだったらまだまだ伸びしろあるんじゃないかな」って思ったところもあって声かけたんだよね。それに、パンクのシーンばかりでやってるっていうから、「それじゃもったいねぇ。もっと違うところに引っ張り上げたいよなぁ」っていう思いもあって。

-- Junさんのそんな思いが今回のアルバムのリリースにつながっていったんですね。

Jun Gray うん。いろんな人が聴いてもいいって思えるキャッチーさがあると思う。だから「広げてあげたいな」って。

-- レコーディングはどんな感じだったんですか?

コウイチロウ 実はアルバムはもう録り終わってて。

Jun Gray まだうちでやるかどうか全く決まってないときから、こいつらはこいつらでアルバムを作り出してたんだよね。俺が「うちでやろう」って声かけたのはその途中で。

コウイチロウ 自分たちでも出すことはできるし、録っちゃえばなんとでもなるから。基本的にうちはいつ出すかは置いといて、曲が出来たらすぐにレコーディングに入ってどんどん録っていこうっていうスタイルだから。

ハルカ 音源がリリースされるときには、もう次のレコーディングが始まってるっていう。

-- じゃあ、ある一定の期間でしっかり録ったんじゃなくて、長い時間をかけて録ったものなんですね。

コウイチロウ そう、1年ぐらいの間で。暇なときにスタジオに行って録るっていうのを繰り返して、ちょっとずつちょっとずつ録り重ねて。だから、「アルバムができた!」っていう感覚も特になく。

-- ということは、Jun Gray Recordsから出すからという意識は反映されてない。

コウイチロウ 全然。

-- じゃあ、こうやって1枚にまとまったのを聴いてみてどうなんですか?

コウイチロウ 曲順が決められなくて! 今回は別にどれが1曲目になってもいいしって思ってたから、Jun Grayに全部決めてもらった(笑)。

-- そうだったんだ(笑)!

Jun Gray 最初は「俺も考えるからそっちも考えて」って話して、XERO FICTION側の曲順を見て、「俺ならこうするよ」っていう案を出したら、「じゃあ、そっちでいいや」って。

コウイチロウ 聴いたら自然だったし、「まあいっか」と。第三者的な案の方がいいと思ったし。

Jun Gray 曲がバラエティに富んでるから、似た曲が固まらないように上手くバラけさせようとは考えたね。あとはライブ感。アルバムの流れでライブ1本やってくださいって言われても成立するような感じにしたかった。

-- レーベルオーナーとしてはこの作品をどう捉えてますか?

Jun Gray 1stでけっこう満足してた部分はあったんだけど、今回はそれよりもいいものになったと思う。

-- それにしても面白い音楽ですよね。他にはないタイプのポップミュージック。

Jun Gray 聴く年代によって受け止め方が違うんだよ。俺みたいな世代の人が聴くと80's前後のパンクとかニューウェーブのテイストを感じながら聴けるだろうし。俺の田舎にいる、昔ハードコアやってたようなヤツらも俺と同じような目線で、ブロンディ(1980年前後に活躍したアメリカ出身の女性ボーカルバンド。ニューウェーブの代表的グループとして知られる)みたいなテイストが感じられるから好きみたいなのね。でも、若い子も聴ける音楽だと思うんだよね。メンバーのキョウヘイみたいな若いヤツがいるし、古臭いだけで終わらない音になってる部分があると思う。

-- そう言われてみてどうですか?

コウイチロウ 音質は今風に寄せといて、音楽自体は古い感じにしておけば変な感じになるんじゃない?って。あまりスカスカにしちゃうと普通の子は聴きづらいと思ったから、音質の部分は意識してしっかり作ってある。

ハルカ でも、一曲のなかにいろいろ混ぜるよね。ここは古い感じにして、ここは最近みたいにしよう、みたいな。

コウイチロウ だけど、その「最近みたいな感じ」が俺らには分からないんだよ(笑)。だから、そういう部分については他のメンバーに聞いて。

-- バンドの説明に“J-POP”って書いてあったけど、僕はそこまでJ-POP感は感じないんですよね。むしろ、さっき挙げたようなリンドバーグとかパーソンズみたいなJ-POP前夜のバンドの匂いが強いというか。そこが面白いですよね。

コウイチロウ たしかに最近のJ-POPはほとんど聴いたことがないし、今でも昔のレコードを漁ってるだけなんで、J-POPは作れん(笑)!

ハルカ どこに行っても音楽は流れてるけど、そういう街で流れてる音楽よりも昔の曲のほうが耳に残るから、私はそっちを大事にしたいなって思います。だから敢えて最近のJ-POPを採り入れたり表に出すことはしないかな。

-- 演奏はパンクなんだけど、メロディを甘くて分かりやすくするバンドは今までもたくさんいたけど、ポップなサウンドなのに音のあちこちからパンクが滲み出てしまうところがXERO FICTIONの面白いところですよね。

コウイチロウ それは、自分が10代からパンク/ハードコアの場所にいたことがすごく無駄だったんじゃないかって思いたくないから。今は全然違うバンドをやってるけど、そういう“ダシ”みたいなものがちょっとでも出せないかなとは思ってるし、それをなくしたらダメだなって。

Jun Gray バンドマンはみんなそう思うかもね。俺も今までいろいろやってきたけど、それら全部を肥やしにして今の音楽をやりたいと思ってるから。

コウイチロウ そう。アートワークひとつとっても、パンクとは全然関係ないバラードをやってても、どこかに自然とそういうものを残せたらいいかなと。

ハルカ 私はそんなに気にしてないんですけど、(コウイチロウが)こだわるからそういうふうにしたほうがいいのかなって感じです。

Vol.03へ続く
Interview By 阿刀大志

-- 元々、お2人はハードコアパンクバンド-Reject-をやっていたんですよね。そこでシーンの狭さを感じてXERO FICTIONを始めたっていうエピソードがまず興味深くて。

コウイチロウ いろんな場所にライブしに行って、10代から20代前半にかけてずっとライブをしてるうちにだんだん友達が増えてくるんだけど、それがマンネリ化しちゃって。北海道行ったらここ、大阪行ったらここ、沖縄行ったらここって感じで全国に知り合いを増やして、それを繰り返してたら、「あ、このまま終わっちゃうわ」って。

ハルカ 「これがピークだ。これ以上はない」みたいな。

コウイチロウ そう。「このまま同じ音楽をやってても友達は増えないし、なんかいい方法ないかなぁ」みたいな。そんな時期にGASOLINE(四日市のロックバンド)に入ってそこでのやり方を見て違う街の友達が増えていくうちに、自分でもそうやって広げていけるんじゃないか、そう考えるとハードコアでやっていくのもどうなんだろうなぁって思うようになって。これまで通りにできないことはないんだろうけど、俺はパンクハードコアばっか聴いてるわけじゃないし、どうせやるんだったら人が聴きやすいような音楽をやりたいなと。それで、当時-Reject-のメンバーだったハルカに聞いてみたら、「面白そうだね」って。そこからスタートしました。

-- ああ、ハルカさんもコウイチロウさんと同じように感じていたんですね。

ハルカ そうですね。結局、全国どこに行っても一緒にやるバンドがだいたい同じだったし、お客さんも同じような人が観に来るから代わり映えがしなくてつまらないなぁと感じてて。それだったら違うことをやって、もっといろんな人に観てもらいたいなって思ってて。

コウイチロウ ある程度バンドを何年かやってると「あ、もういいや」って辞めちゃう人と、「じゃあ、違うことやろう」っていう人で分かれるんだどけど、俺らが-Reject-をやってた時期ってそういう分岐点で、ちょうどそんなときに「やろう」ってなった。

-- でも、お2人が出身の名古屋にはthe 原爆オナニーズみたいな大先輩もいるわけですよね。

コウイチロウ 逆に……意味分かんねぇなって。

ハルカ 自分たちにはできないと思う。

コウイチロウ ちょうどそういう話をGASOLINEで(the 原爆オナニーズと)対バンしたときにTAYLOWさんと話して、そのときに分かったのが、そういうタイプの人と俺みたいにいろんなことがやりたい人で人間的に全然違うんだなって。

-- なるほど。

コウイチロウ 俺はいろんなものを観たり聴いたりしているうちに、ハードコア以外にも好きなものが増えているんだけど、その一方でそれ一本でやってる人もいる。それしか聴かないし、それしかやりたくないっていう人。俺はいろんなもん聴いてるけど、それ一本でやってる人には勝てねぇんじゃないかなみたいな。だから違う切り口で行きたいなって。

-- 自分たちだけの方法論を確立したいという思いもあった?

コウイチロウ ああ、たしかに。

ハルカ そもそも-Reject-は自分たちで始めたバンドではなくて、元々あったバンドに後から私たち2人が同時期に入ったので、自分たちのバンドを作ったらイチから自分たちで決められるしっていうのは……あったよね?

コウイチロウ うん。

ハルカ 土台がないから自分たちで作り上げられるっていうのがいいなって。

コウイチロウ それで好きなようにレコード作ったり、やりたいことやってみようよって感じで始めた。

-- 幅広い人たちに届けられるような音楽をやりたいという思いと、自分たちで舵取りできるようなバンドをやりたいっていうふたつの目的があったんですね。

ハルカ そうですね。

-- それでこの音楽性を選ぶというのは相当思い切りましたね。

ハルカ 思い切りましたね(笑)。

コウイチロウ それまでと完全に逆。別にこれがやりたかったわけではないんだけど。

ハルカ でも、私はポップな音楽の方が好きだし、人の耳に残るような音がいいって思ってたから、ジャンルにこだわりはなかったですね。

-- -Reject-であんなハードコアなギターを弾いてる人から出てくる言葉は思えないですね(笑)。周りからも驚かれたんじゃないですか?

ハルカ 私はそんなことないかなー?

コウイチロウ 俺は「やっぱズルいよな、お前は」みたいな(笑)。多分、あからさまに違う角度に向けてやりだしたから、「ズルい奴だな」とはよく言われました(笑)。

-- 世が世なら「セルアウトだ!」って糾弾されてもおかしくないわけじゃないですか。

コウイチロウ でも時代的に全然。俺たちもピザのCDとかを聴いて育ってるから。そういうことを言ってくるのは年上の人だけだな。同世代の人は何も言わない。

-- これが10年、15年前だったら……

コウイチロウ もうボッコボコ(笑)。

-- ですよね(笑)。じゃあ、そういう部分での障害は特になく。

コウイチロウ でも、ハードコアしかやったことないから、どうやって曲を作ればいいのか分からないっていう。

-- ポップな音楽を作るノウハウはなかったんですね。

コウイチロウ ひとつも。

-- ポップにするってどうしたらいいのか。

コウイチロウ そう! それが難題で。どうやって作っていくの? 歌からなの? コードから? って。ハードコアだったら、リフをバーっと弾いて、適当に歌を歌って、そこにコーラス乗せて、はいできたって感じだけど、それとはまた違う。

Jun Gray でも、コウイチロウはこの年頃にしては恐ろしくいろんな音楽を知ってるのよ。まだ30にもなってないのに、ポップスについてもいろいろ知ってるし。それを全く知らなかったらできないよね。

コウイチロウ まあ、たしかに。あと、そういう音楽をやり始めてから、辞書代わりみたいな感じで聴いたことのないその辺の(ポップな)音楽を買い漁ったりはしたかな。

-- XERO FICTIONを始めるにあたって、どんな音楽を参考にしたんですか?

コウイチロウ アメリカのパワーポップから始まって、そこで「ああ、こういう感じで作られてるんだ。じゃあ、こういうのも俺らならできるんじゃない?」っていう音楽をそれぞれ持ち寄って、メンバーで話し合って。俺とハルカはこんなだけど、他のメンバーはいわゆる普通の子で、ハードコアパンクなんて全く関係ない奴らだから、そいつらが持ってくるものが面白くて。

-- ハルカさんは影響を受けた音楽にゴダイゴを挙げてましたけど。

ハルカ みんな知ってるし、耳に残るじゃないですか。メロディラインがすごいなと思うから自分たちでもそういうのを作りたいんだけど、それを意識すると似てきちゃうから今は聴かないようにしてます。

-- コウイチロウさんはリンドバーグが好きなんだとか。

コウイチロウ リンドバーグは……好きです(笑)。10代からずっと聴いてるし……青春。だからその影響が曲に滲み出てるのかな。

-- それは思います。90年代初期のリンドバーグとかパーソンズみたいなバンドの雰囲気がありますよね。

コウイチロウ たしかにその辺よく聴くところで。

-- さっき言ってた、パンクと全く関係ないメンバーはどういう人なんですか?

コウイチロウ ギターのフートンは元々鋲ジャン着てハードコアやってて、14、5歳の頃から知ってる後輩だけど、ドラムのドランキーとベースのキョウヘイは、2人の話を聞いてても何のバンドのことを話してるのか分からないぐらい普通の子。

-- 同じ畑にいる人よりもそうじゃない方がバンドにとってプラスになると。

ハルカ うちらにはない引き出しを持ってるから。

コウイチロウ 2人からは「いや、それは普通の人には分からないですよ?」っていう意見をよく言われるっていう。

ハルカ そういうのが大事だなと。

コウイチロウ 言われるとそれはそれでムカつくんだけど(笑)。

Vol.02へ続く
Interview By 阿刀大志

LINER NOTES

1. No meaning, if you don't change

タイトル長っ笑

「ドッタタドドタ、ドッタタドドタ」のドラムの1曲目ってテンション上がりますよね。クラッシュの1stみたい。
しかも曲調やメロディもキャッチーでとっつきやすいというか、僕らの事をアーティスト写真でしか知らない人たちが初めて聴いても「あぁコレね!なるほどなるほど、やっぱりね、良かった良かった」と安心してもらえる曲だと思います。良くも悪くも見た目通りみたいな笑

2分台のキャッチーで速い曲って、嫌いな人いるんですかね?笑

少なからずpizza of deathやjungray recordsのファンは勿論のこと、パンクと名のつく音楽のファンにはいないと思うんですよ。

個人的にはかなりお気に入りな曲です。
MVの曲をどれにしようかXERO FICTIONで会議していた時に、僕はこの曲をゴリ押ししていましたが、あえなく却下されてしまいました。

「そのまんますぎるだろ」と。チキショー、そのまんまで何が悪いのさ笑

まぁ「普通だな」って思う人も沢山いると思うんですけど、その「普通」っていう感じを良い意味でやれるバンドってあんまりいないと思うんですよね。
自分で言うのもアレなんですけど、XERO FICTIONは良い意味で「普通」だなぁって。
それはできてるんじゃないかなぁって思うんですよね。少なくともこの曲に関しては笑

あとね、ライブでは是非ともサビの男コーラス
「ゼアイーズノーミンユドンチェンジ!」を右手をグーにして高く上げながら合唱することを推奨しております。きっとハルカさん喜びますよ。是非。

3. Never mind

jungray recordsのコンピ「And Your Birds Can Sing II」に参加した曲です。この曲がきっかけでjungray recordsと我々XERO FICTIONはガッツリ絡んでいくわけです。

おそらく他のバンドはガチガチのメロコアで攻め込んでくるんだろうと踏んで、全然違う曲調をぶち込んでやろうと思っての選曲だったのですが、SpecialThanksやrem time rem timeが予想外のマイルドさとエモさを出して来たので、見事に我々の野望は打ち砕かれたわけです笑

目立って一人勝ちしようとした結果、メロコアとエモを繋ぐ見事なクッション材の役割に笑

この曲も効果音、エフェクト使いまくりです。
特にこだわったのは2番Bメロでハルカさんの声にかけたエフェクトですね。「ドゥルルルル」ってなるやつ笑

あと2番Aメロのゆっくりしたリズムのところで僕のスネアに1発だけかけたディレイとか、あれやってみたかったんですよね。レゲエみたいなやつ。しかも僕のスネアだと良い感じの高さの音が出なかったので、スタジオ246で無料で貸し出してるスネアを借りて録りました笑

あと、気づいている人が意外といないようなので言っちゃいますが、アウトロに入ってるギターソロはHi-STANDARDの「Brand new sunset」のギターソロをほぼそのまんまブチ込んでます。コンピが発売した時に意外とSNSとかで書いてる人いなかったので寂しかったのでここに書きます笑

曲作りも終盤に差しかかった時にコウイチロウさんが「アウトロになんか入んねーかなぁ。」ってハイスタのいろんなソロを弾いてて笑

え!?そこにハイスタ入れちゃうの!?ってなりました笑

このpizza of deathへの挑発行為ともとれるこのギターソロ笑

けどお咎め無しでリリース出来たのでセーフなのか?笑

だから次はもっといろんな人が聴いて、怒り狂ってほしいですね。SNSを荒らしてほしい笑

4. It's party

デモCD-R「STEP BY STEP E.P」に収録されていた曲の再録です。

だいぶデモ盤に比べるとかなりシャープに仕上がってますし、楽曲としてのクオリティは上がっていると思いますが、やはりあの初期衝動には勝てないなぁと感じております。

キーボードも硬派にオルガンの音で貫いてますしね。やっぱ結局しっくりきちゃうからズルいですよねオルガンって。

ちなみにこのデモ時のメンバーはベースがリョウ君、ドラムはコウダイ君です。

ドラムのコウダイ君(てか僕は松田君って呼んでるけど)は昔、今池の得三ってライブハウスで働いてて、前から友達だったのですが、かなり味のあるドラム叩くんですよね。いやぁニクいなぁ。久しぶりに一緒に飲みたいなぁ。

って脱線しちゃいましたが、純粋に良い曲ですよね。速い曲なんですけど、メロコアみたいに速くないですし、普通の8ビートよりは速いですし、何っていうか、かなり好きな速さですコレ。

けどね、この速さの曲を聴くのは大好きなんですけど、演奏する側からしたら結構速いんですよね笑

速いとシンドイんですよ。

だからハードコアの先輩もメロディックの先輩も40〜50代であんな速いやつ演奏してらっしゃるから、めちゃくちゃすごい事だと思うんですよね。

これ読んでる人って20代〜30代の人も結構多いと思うんですけど、20代〜30代でも体の衰えって感じますよね?階段とかキツイっすよね?

速い曲ってまさに「階段ダッシュ」みたいなモンなんですよね。

そういや、この曲のイントロは「砂漠」をイメージして作られたそうですが、いつもコウイチロウさんは「宇宙っぽく」とか「砂漠っぽく」とか、よく分からない注文をしてくるのです。難しいっす。

ここに来て初めてこの曲の日本語の歌詞を見たんですけど、メチャクチャ良い歌詞じゃないですか!ハルカさん!なぜ隠していた笑

「月がお祝いに来た」とか超文学的。情景が浮かびますね。クレーターとか見えちゃってる感じのデカい月ですよね。しかも歌詞に出てくる街並みがレーザーとか飛行機とか飛んでる都会ですから、ビルと月のコントラストなんですよ。バットマンの街みたいっすね。
ゴッサムシティ。
なんだかデストロイだしロマンチックですよね。

ハルカさんはロマンチストですよ皆さん!
あんなスカした顔して夢見る乙女ですぞ!

5. My place

XERO FICTION初のバラード大作。大作といっても3分ちょい。意外と短かい笑

ハルカさんがピアノで作ってきた曲なので、最初は「Kiroro」みたいな感じだったんですよ。「長い間」みたいな。アレンジを考えてる時に僕は何となしに「Kiroroみたいな感じにすればいい?」って聞いたら「うん、いいよ。」って。

いや、良くないでしょ笑

絶対あれ適当に返事してたでしょハルカさん笑

まぁ結局すごいハードロックみたいな感じになったんですけどね笑 QUEENみたいな。

僕が演奏で意識してるのは完全にOASISの「Don't look back in anger」ですね。まぁコード進行も似てるし、アレを真似したところで悪い曲になるはずがないですからね。

アウトロのギターソロが良いですよね。「ギターが鳴いてる」ってきっとコレのことを言うんでしょうね。こうゆう感じのギターソロを弾くと弾き手も勝手に体が反るっていう謎の現象が起こりますよね笑

コウイチロウさんもよくエビみたいに反ってます笑

更に、この曲はレコーディングで何本ギターを重ねたか分からないですけどかなり重なってますよ。多重録音。

コウイチロウさん、かなりの重ねたがりです。

おそらくこの曲をバンドスコアに起こしたらギターのタブ譜が10行くらいになるんじゃないかと思います。マジで大袈裟じゃなく笑

しかもヘッドホンで意識しないと聴こえないようなやつを一ヶ所だけとかピロピロって入れてたりするんですよ。すごいこだわりだなぁって感心させられます。

ライブではサビの低いコーラスをフートンが担当していますが、必見ですよ。

フートンが加入した事で、演奏にも厚みが出ましたし、コーラスワークが多彩になりましたね。あと、あいつは脚が長いから、見映えがとても良いです。

あと、僕の衣装を選んでくれます笑
オシャレ野郎なんですよねフートンって。

ホントね、助かります。
ありがとな、フートン。

Vol.03へ続く

どうもー!XERO FICTIONのドラムのドランキーです!

今回もやっちゃいますよ!全曲解説!

いやー今回もね、コウイチロウさんからいきなり「今週中に全曲解説書けデブこら!」と無茶振りをうけましてね。まぁここだけの話、あの人寝る間も惜しんでいろいろバンドの仕事やってるんですよ。
かたや、休みの日は動物園行ったり昼からゲームやりながらビール飲んでる僕にこうゆう誰でもやれちゃう系の仕事が回ってくるのは至極当然だとは思っておりますけどね。

はぁ。やりますよ笑 今週中ね。ってか今日2/24金曜の夜だから今週あと2日しかねーんだけど(泣)

さて、1st「THE VERY BEST OF XERO FICTION」の時も全曲解説をやらせていただいて「こんなどこの馬の骨かもわからん奴が書いた駄文を誰が読むんじゃチキショー!」と思いながら書いたんですが、これがまた多方面からなかなかの好評を博しまして。
↓前回曲解説
http://2youmag.com/xero-fiction.html

ライブハウスで「あの曲解説サイコーだったよ!」って声かけられることが結構あったんですよ。

そんなパンクフリークス、ロックマニア、はたまたサブカルオタクの皆様のために!
今回もドランキーのキレッキレのスーパー曲解説をさせていただこうと思います!

こんな感じの砕けた文体じゃないとスラスラ書けない性分なので、ムカついてもライブハウスや道端でいきなり殴ってきたりしないでくださいね!この世界(パンク界)、いますからねマジで怖い人(笑)

いやー思えばXERO FICTIONに加入したのが2013年4月なので、ほぼ4年になるわけですが、入ったばかりの頃は「パンク」という言葉に強い憧れはあるものの、こんなド迫力な世界だとは思ってなかったので「あー、やっべえところに入っちまったなー」と思ってましたね。ライブハウスに入るとまさにそこは「北斗の拳」の世界でして。モヒカン!鋲ジャン!なぜにお兄さん、目の周り黒く塗ってるんすか!?いやいやしかも、めちゃめちゃムキムキじゃないっすか!?いやいや、ナメてないっすから、いや見てないっすマジで、何も言ってないっすから、すいませんすいませんマジで!

っていう感じになるわけですよ笑

さすがに4年も経つとだいぶ慣れましたし、カッコイイとすら思えるようになりましたが、やっぱ怖いっすわ笑

まぁ我々はPOPなシーンにも進出してますし、ハードコアシーンも大切にしていますので、どちらの会場でも出会えるわけですから、皆様は好きな方にお越しくださいね!
もちろんどちらもそれぞれの良さがあるので両方来ても楽しいと思いますよ!最近は上手く折衷されたイベントもあったり我々も企画したりしているので、是非ともライブに足を運んでその空気を味わってくださいね!
怖かったら僕のところに来てくれれば相手いたしますので笑

しかしまぁ、今回はjungray recordsからのリリースという事でマジでめでたいです。
皆さん知らない人もいるかもしれないので書いておきますけど、jungrayさんって今ではken bandのベーシストとして良い感じのお兄さん的マイルドヤンキーな感じでやってますが、昔の写真とか見ると完全に「北斗の拳」側の人間ですからね笑 仙台のハードコアパンクシーンでブイブイいわしてた人間なのです。あなどる事なかれ!!

って事で、前置きはこれぐらいにして、そろそろ曲解説に入らせていただこうと思います。
最初に言っておきますと、僕は音楽の専門知識とか全くないです!(キッパリ笑)
譜面とか全く読めませんし、1小節とか2小節とか言われてもさっぱり分かりませんし、拍子って何すか?って感じの人間なので、ドラムも見様見真似と気合いだけで叩いてますからね笑

なので、必然的に音楽のこと分からない人でもわかる解説になってると思うので安心して読んでくださいね笑

では始めますよ!チェキナ!!

2. World

えーと、なんで2曲目からやねんってツッコミが各方面から聞こえてきそうなので説明させていただきます。
今回の原稿はまず「MV曲に寄せてお前の解説ぶち込むから長めに書けデブこら!」と注文を受けてますので、MV曲である2曲目の「World」から書いていきますね。よろしく。

まず、注目していただきたいのはズバリ歌詞ですね。なんとね、この曲の歌詞は僕ドランキーが書いてるんですよ。

歌詞なんてね、生まれてこの方書いたことないわけですから、ましてや英語ですよ。英語なんて中学レベルですらほぼ忘れて全くわかりませんからね笑

これまたコウイチロウさんから「お前暇だろ?歌詞書けハゲこら!期限1週間な!」

みたいな感じで言われたんですよ。
僕のプライベート完全無視っすからね笑

てか全く書いたことがないやつに歌詞を任せてしまうその勇気なんすか!?っていう笑

ちょうどその時にたまたま某人気ロールプレイングゲームをプレイしてたんですよね。
まぁド◯クエ6なんですけど笑

あの壮大な冒険のおかげでなんとか書けましたね。

しっかり歌詞の中で言ってますから。「幻の大地へ」とか「バーバラ」とかね。「レベルを上げて」とか笑

ハルカさんの口からバーバラて笑

「え、何?バーバラって誰なの?」みたいな感じで言われましたが、なんとか歌ってくれました!ハルカさんにバーバラって言わせました!笑 拍手!

そしてこの曲がなんとMV曲になったわけですが、この文章を読まれているということは皆さんもうすでにMVはご覧になったんですよね?

すごくね!?

いや、実は僕もこの原稿を書いている段階ではまだMVが完成していないとの事なので見てないんですが、撮影してる段階ですごくなること間違いなしなMVなんですよ。マジで!

見たでしょ!?なんっていうかあの、連写!

朝の7時に東京お台場のフジテレビが見える橋のところで撮影開始したんですけど、監督が「スタート!」って言うじゃないですか。そしたらカメラマンさんがカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ......って笑

ずっとシャッター押しっぱなしですよ。

あの橋を歩いてるシーンだけで8000枚も撮ったんだとか。なんだか想像できないですよね。俺のiPhoneに記録されてる写真も1000枚くらいなもんなのに。てか絶対に今までの人生で8000枚も写真撮ってないですよね笑

それが丸一日ですから何万枚ですよ。何万枚。

それをピックアップして現像して並べて撮っていくっていう作業を経て作られるとのことなので、マジで労力かかってますよこのMVは。

あの回転して、仲間が場面ごとに増えてく描写とか見ました!?上手くできてました!?

うわー見るの超楽しみ!!

はHi-STANDARDやken bandの最新MVでメガホンをとった眞山広樹さん。

いやぁ、肩書きだけ聞いてどんな人なんだろう、めちゃイカつい怖い人だったらどうしようと思ってたんですが、めちゃイカした感じの優しいニーチャンでした笑

是非、MV何回も見てくださいね!

あとはこの曲の個人的に好きな部分ですけど。サビのコーラスの「フー、フーウーウーウー」ってヤツですね。僕があれの2個目の低い「フー」の音程を全然取れなくてですね笑

僕自身、別に音痴な方では無いと思いますし、ピッチには割と自信があったのですが、どうゆうわけか、どうしてもちょっと下の音から出しちゃう癖が付いちゃって抜け出せなくなって、何回もスタジオで1人でやらされました笑

「違う!もう一回!」みたいな。それが始まると厳しいんですよね。コウイチロウさんとハルカさん笑

ちなみに今だにそこのコーラス怪しいです。
LIVEでチェックしてみてください笑

あとは転調ですね。我々XERO FICTIONも転調が板についてきましたね。
曲中に2回転調したのは初めて。涙なしでは聴けないわけですよ。

あと音源ならではなんですけど、XERO FICTIONってミックス時に効果音とか惜しみなく使うんですよね。この曲の転調の時の「ズバババ」みたいな僕のスネアにかかってるやつとか、カッコ良すぎですよね。いやー。ライブでできねーかなー。「ズバババー」って笑

てかね、このCDのドラムのレコーディングしてたのって一昨年の10月なんですよね。一昨年ですよ。おととし。

そんな前の制作秘話思い出せねーよ笑

(続きは近日webにて公開!)