![Xero Fiction 2nd Full Album [I Feel Satisfaction] 2017.03.22 in Stores!!!](./images/interview.jpg)
-- レーベルオーナーとしてはこの作品をどう捉えてますか?
Jun Gray 1stでけっこう満足してた部分はあったんだけど、今回はそれよりもいいものになったと思う。
-- それにしても面白い音楽ですよね。他にはないタイプのポップミュージック。
Jun Gray 聴く年代によって受け止め方が違うんだよ。俺みたいな世代の人が聴くと80's前後のパンクとかニューウェーブのテイストを感じながら聴けるだろうし。俺の田舎にいる、昔ハードコアやってたようなヤツらも俺と同じような目線で、ブロンディ(1980年前後に活躍したアメリカ出身の女性ボーカルバンド。ニューウェーブの代表的グループとして知られる)みたいなテイストが感じられるから好きみたいなのね。でも、若い子も聴ける音楽だと思うんだよね。メンバーのキョウヘイみたいな若いヤツがいるし、古臭いだけで終わらない音になってる部分があると思う。
-- そう言われてみてどうですか?
コウイチロウ 音質は今風に寄せといて、音楽自体は古い感じにしておけば変な感じになるんじゃない?って。あまりスカスカにしちゃうと普通の子は聴きづらいと思ったから、音質の部分は意識してしっかり作ってある。
ハルカ でも、一曲のなかにいろいろ混ぜるよね。ここは古い感じにして、ここは最近みたいにしよう、みたいな。
コウイチロウ だけど、その「最近みたいな感じ」が俺らには分からないんだよ(笑)。だから、そういう部分については他のメンバーに聞いて。
-- バンドの説明に“J-POP”って書いてあったけど、僕はそこまでJ-POP感は感じないんですよね。むしろ、さっき挙げたようなリンドバーグとかパーソンズみたいなJ-POP前夜のバンドの匂いが強いというか。そこが面白いですよね。
コウイチロウ たしかに最近のJ-POPはほとんど聴いたことがないし、今でも昔のレコードを漁ってるだけなんで、J-POPは作れん(笑)!
ハルカ どこに行っても音楽は流れてるけど、そういう街で流れてる音楽よりも昔の曲のほうが耳に残るから、私はそっちを大事にしたいなって思います。だから敢えて最近のJ-POPを採り入れたり表に出すことはしないかな。
-- 演奏はパンクなんだけど、メロディを甘くて分かりやすくするバンドは今までもたくさんいたけど、ポップなサウンドなのに音のあちこちからパンクが滲み出てしまうところがXERO FICTIONの面白いところですよね。
コウイチロウ それは、自分が10代からパンク/ハードコアの場所にいたことがすごく無駄だったんじゃないかって思いたくないから。今は全然違うバンドをやってるけど、そういう“ダシ”みたいなものがちょっとでも出せないかなとは思ってるし、それをなくしたらダメだなって。
Jun Gray バンドマンはみんなそう思うかもね。俺も今までいろいろやってきたけど、それら全部を肥やしにして今の音楽をやりたいと思ってるから。
コウイチロウ そう。アートワークひとつとっても、パンクとは全然関係ないバラードをやってても、どこかに自然とそういうものを残せたらいいかなと。
ハルカ 私はそんなに気にしてないんですけど、(コウイチロウが)こだわるからそういうふうにしたほうがいいのかなって感じです。
Vol.03へ続く
Interview By 阿刀大志